ピッキング作業とはどんな仕事?きつい仕事?
アルバイトの募集でよく見かける「ピッキング作業」とはどんな仕事でしょうか?ピッキング作業は「つらい」「きつい」といった体験談もよく聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか?このコラムでは、ピッキング作業の特徴や、「きつい」と言われがちな理由、どのような人がピッキング作業に向いているかをまとめています。
ピッキング作業とは何をするアルバイト?
アルバイトの募集で「ピッキング作業」と記載されている求人を目にすることがあると思いますが、どんな仕事かイメージがつくでしょうか?
「ピッキング作業」とは、物流倉庫などから商品を出荷するための工程のひとつです。
倉庫に保管されているさまざまな商品の中から、指定された商品を必要な個数集める作業のことを指します。
ピッキング作業には2種類の方法があります。
・摘み取り方式
摘み取り方式とは1つの受注・梱包ごとに商品を集めてくる方法で、オーダーピッキング、シングルピッキングとも呼ばれます。受注ごとに商品をまとめた状態となり、ピッキングの次の工程である梱包作業にスムーズに入れます。
・種まき方式
種まき方式とは複数の受注をまとめて、商品を必要分集めてから出荷ごとに配分する方法で、トータルピッキングとも呼ばれます。集めてきた商品を、出荷ごとに指定されたコンテナなどに入れて配分していきます。
ピッキング作業のアルバイトは、指定された商品を必要な個数集める作業になるので未経験・無資格でできる仕事が多いですが、フォークリフト免許が必要な仕事もあります。特に、ピッキング作業でパレットや大きい荷物を取り扱う場合は、フォークリフトが重宝されています。
ピッキング作業はきつい?合わない?
ピッキング作業のアルバイトを始めてみて、「自分に合わないと感じた」という体験談などから、ピッキング作業にはきつい・つらいというイメージがあるかもしれません。ピッキング作業の特徴を見ていきましょう。
・基本的に、立ちっぱなしや歩きっぱなしの作業である
・冷蔵倉庫など、寒い場所での作業もある
・倉庫内に空調がなく、暑い場所での作業もある
・重たい荷物を持ったり運んだりする
・1人ではなく複数人で作業する場合、周りのペースを乱さないように気を使う
・一見簡単に見える作業だが、間違わないように気をつける必要がある
職種などに関わらず、どのような仕事であっても「合う」「合わない」はありますが、ピッキング作業は、特に筋力や体力が必要な仕事ではないので、基本的には年齢や男女関係なく活躍できる仕事です。一見簡単に見える作業だが、間違わないように気をつける必要があるという点はピッキング作業の特徴的な面でもあり、単純作業ではあるのですが間違わないように気を使う必要があるのです。ピッキングの仕事に向いているか、続けられるかどうかは、年齢や性別よりも、個人の性格次第だと言えます。
倉庫の仕事にはどんな仕事があるか、倉庫の作業に向いている人の性格、特徴について詳しく知りたい方は、下記のコラムをご確認ください。
参照)倉庫の仕事・倉庫業が向いてる人
https://anken.greencapsule.jp/seikaku/
ピッキング作業のアルバイトあるある
ピッキングのアルバイトでの「あるある」についてご紹介します。
・簡単な作業かと思ったら意外ときつい
ピッキングのアルバイトは、未経験でも応募可能な求人が多いため、誰でもできる簡単なアルバイトと思われがちです。
しかし、ピッキングのアルバイトは合わない人にとっては、きつい仕事だと言えます。
受注リストなどを見ながら商品をピッキングする作業ですが、後の工程である梱包や配送などに影響を及ぼすので、正確さとスピードが要求されます。
また、現場によっては、立ちっぱなし・歩きっぱなしの職場もあるので、ある程度の体力が必要です。
他にも、ピッキング作業は1日を通して同じような作業の繰り返しなので、単調で刺激や変化がなく、「時間がたつのが遅い」と感じる人も中にはいるでしょう。
「未経験でも気軽に始められる」「軽作業なので簡単」といったイメージだけで応募してしまった方が、「簡単な作業かと思ったら意外ときつい」という「あるある」を感じてしまいがちです。
・1日ほとんど誰とも話さない
ピッキングは倉庫内の作業が多く、1人黙々と集中して行う作業となります。
現場によってはグループ単位で作業をする場合もありますが、基本的に接客のような作業もなく、ほとんど誰とも話さない日もあります。「大量募集!」などのキャッチコピーから、たくさんの仲間とコミュニケーションをとりながら和気あいあいとした雰囲気の職場を想像して応募してしまうと、実際に働いてみて「誰とも話さないのできつい・退屈」と感じてしまう場合があります。
・繫盛期がかなり忙しい
ピッキングのアルバイトには、職場や取り扱う商品によって繁忙期や閑散期があります。
お盆、お中元、クリスマス、お正月のような、ギフトや季節商品の配送が多くなる時期などの特定の期間が繁忙期にあたります。繁忙期の職場はかなり忙しく、1人1人の作業量が多くなるため、この時期にピッキングのアルバイトに応募すると「思っていたより忙しい」と感じてしまいがちです。ピッキングのアルバイトへの応募時期や雇用期間、求人情報内に取扱い商品などが記載されていることもありますので、事前に確認するといいかもしれません。
・服装に悩む
ピッキングのアルバイトでは、作業時の服装について「私服」や「作業に適した服装」と書かれていることがありますが、基本的に「服装自由」であることが多く、アルバイト初日は服装に悩んでしまうことも「あるある」です。
ピッキングの作業場所は、閉め切った倉庫内で動き回る暑い現場や、冷蔵倉庫などの寒い現場など、様々な現場があります。求人に「冷暖房完備」と記載があっても、広い倉庫内で空調が行き届かず、夏は暑く冬は寒い場合もあります。また、服装の規定も「作業に適した服装」や「動きやすい服装」などの曖昧な記載が多いため、服装に悩んでしまいがちです。
実際に働き始めてみて、他の作業者はどんな服装か?作業場所の空調はどうか?を確認しながら、快適に働ける服装で作業しましょう。
・慣れると手際よくできるようになる
どんな仕事でも同じことですが、ピッキング作業も慣れてくると手際よく作業できるようになります。商品を置いてある場所を覚えたり、効率的に作業できるようになります。しかし、作業のコツが掴めてきた頃に、商品の入れ替えがあり商品の配置をイチから覚え直しになったり、短期や単発の仕事の場合は、作業に慣れてきたころに雇用期間が終了して退職ということもありがちです。
どのような仕事でも、始めてみたら「意外と大変」ということはよくあります。
「未経験でも気軽に始められる」「軽作業なので簡単」といったイメージや、「以前も同じようなバイトをしたことがあるから安心」という気持ちで気軽に応募し、実際に始めてみて「きつい・つらい」と感じることがないように、「ピッキング作業のあるある」について知っておきましょう。
ピッキング作業の求人情報を確認
ピッキング作業の仕事は職場によって扱う商品が違い、作業内容も異なります。
近年は、宅配やネットショッピングが増えたことにより、求人募集も多くなっています。
グリーンカプセルコーポレーションでは、ピッキングの求人を多数掲載中です。
ピッキング作業のアルバイトにどのようなものがあるかは、求人情報の詳細をご確認ください。
・大手重機工場内で部品の入出庫に伴うピッキング・検品作業
・大手飲料メーカー倉庫にてフォークリフトを使っての積込・ピッキング作業
・冷蔵倉庫(5℃)での乳製品のピッキング・運搬作業
など、どのような場所での作業か、取り扱う商品は何かが記載されています。
以下のリンクから、あなたの希望に合ったピッキング作業の求人を、ぜひ探してみてください。
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