フォークリフトの仕事の給料はいくら？

物流関連の現場や倉庫作業において活躍しているフォークリフトの給与はいくら？フォークリフトの仕事の給料についてまとめています。フォークリフトの免許取得を考えている方や、フォークリフト求人への応募を考えている方は、是非、お仕事探しの参考にしてください。

フォークリフトの仕事

物流関連の現場や倉庫作業では、荷物の移動や積み込みの作業が多いため、フォークリフトが活躍しています。
フォークリフトの運転・操作は資格が必要な仕事です。フォークリフトの資格は、労働安全衛生法で定められた国家資格のひとつで、正式名称は「フォークリフト運転技能講習修了証」といいます。フォークリフトの資格は、年齢が18歳以上であれば、国籍や学歴などは関係なく受験することができ、「最短2日で取得できる」「合格率は100％に近い」など、比較的、簡単に取得できる資格です。
フォークリフトには、座って操縦するカウンターバランスフォークリフトと、立って操縦するリーチフォークリフトの大きく分けて2種類があります。物流の現場の仕事ではこの2種類のフォークリフトが主に活躍していますが、どちらのフォークリフトも「フォークリフト運転技能講習修了証」があれば運転できる仕事になっています。
フォークリフトの仕事は、免許が比較的容易に取得できる上、免許があれば、多くの現場で利用されているフォークリフトの運転が可能になっており、物流関連の現場や倉庫の現場では欠かせない仕事になっています。

フォークリフトの仕事。給料はいくら？

フォークリフトの仕事は、物流関連の現場や倉庫の現場では欠かせない仕事で、免許は簡単に取得できて、合格率も100％に近いとなると、「誰でも持てる資格だし、フォークリフトの求人の倍率が高いのではないか？」と考えるかもしれません。
また一番に気になるのは、「実際の給料はいくらくらいなのか？」ということだと思います。

以下に、2019年の賃金構造基本統計調査「建設機械運転工」の給与額をまとめました。

企業規模計（10人以上）
きまって支給する現金給与額　30万7500円
所定内給与額　　26万4800円
年間賞与その他特別給与額　51万9400円

建設機械運転工に含まれる職種は以下のとおりです。フォークリフトドライバーは、職種「建設機械運転工」に含まれます。
重機械運転工、機械運転工、特殊機械運転工、捲堀工重機械（パワーショベル、ドラグショベル、ジャンボー、ブルドーザー等）、一般機械（フォークリフト、エレベーター、
ウインチ等）の建設機械を運転して、掘削、積込み、運搬などをする仕事に従事する者をいう。

参照）賃金構造基本統計調査の現行の職種開設　都道府県×職種DB　2019年
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10701000-Daijinkanboutoukeijouhoubu-Kikakuka/0000170876.pdf

建設機械運転工にはフォークリフト以外の建設機械のドライバーが含まれており、フォークリフトドライバーのみという訳ではありませんが、参考となる給料の数値になりますので、ご確認ください。

きまって支給する現金給与額が30万7500円となるとフォークリフトの仕事は給料が高いと感じるかもしれません。
フォークリフトに関連する物流・軽作業・倉庫の仕事は、高時給であることが多いのですが、なぜでしょうか？
物流・軽作業や倉庫の仕事には、多くの貨物・荷物を運ぶ繁忙期と、物流量の少ない閑散期があり、繁忙期に求人が多く出されることが多くなります。繁忙期は、とにかく人手が必要なことと、すぐに人を集める必要があるため、給料や時給が高くなる傾向にあります。
軽作業の求人は一般的に「特に資格などは不要で、誰でも覚えやすい簡単な作業」を指します。倉庫内での荷物の運搬やピッキング作業などが軽作業にあたりますが、単調な作業が多く、意外と体力が必要とされる仕事という特性上、向き・不向きがわかれる仕事です。長期で続ける人が少なく、離職率なども比較的高いという理由から、現場が人手不足となるケースもあり、人材を確保するために給料が高くなることが多いのです。

他にも、倉庫や工場などは、シフト制で一日中稼働している現場が多く、夜勤帯のシフトで深夜手当が支給される場合も、高い給料となることがあります。
近年では、ネット通販の拡大に加え、コロナ禍での物流量の増加により、物流・軽作業・倉庫の仕事量は増加傾向にあり、それに比例して求人数も増えています。
「フォークリフト免許は簡単に取得できる資格だし、求人の倍率の倍率が高そう」、「軽作業で高時給なのは何か理由があるのでは？」と思っている方も、是非一度、フォークリフトや軽作業の求人を探してみてください。物流・軽作業・倉庫などフォークリフトに関する仕事の求人は、コロナ禍といった近年の事情や、仕事の特性上、時期やエリアに関係なく安定的に需要が高く、あなたの希望に合った求人が見つかるはずです。

都道府県別フォークリフトの給与について

都道府県によっても、フォークリフト求人の給与に多少の違いが出てきます。
こちらも建設機械運転工の数値をまとめましたので、給与比較の参考としてください。

・全国
年齢　46歳
勤続年数　11.7年
所定内実労働時間数 170時間
超過実労働時間数 18時間
きまって支給する現金給与額 30万5600円
所定内給与額　27万円1400円
年間賞与その他特別給与額　38万9800円
労働者数 41110人

・千葉県
年齢　43.6歳
勤続年数　11.2年
所定内実労働時間数 166時間
超過実労働時間数 24時間
きまって支給する現金給与額　34万2300円
所定内給与額　29万8500円
年間賞与その他特別給与額 30万4100円
労働者数 3760人

全国の数値と比較して、千葉県は「きまって支給する現金給与額」が高いことがわかります。また、「所定内給与額」も高くなっています。

参照）賃金構造基本統計調査　都道府県×職種DB　2019年
https://www.e-stat.go.jp/

次に、千葉県の最低時給について見ていきましょう。
参照）【千葉県】最低時給について
https://anken.greencapsule.jp/chiba-jikyu/

千葉県は、厚生労働省発表の地域別最低賃金改定状況を見ても、全国的に高い最低時給となっています。
最低時給は都道府県ごとに異なるものですが、人口の多い都市が最低時給が高くなる傾向にあります。その中でも千葉県は、令和3年の発表金額では三大都市圏の東京、大阪、愛知などに次いで、全国6位の最低時給となっています。

フォークリフトの求人情報を確認

実際にどんな求人があるか知りたい方は、【グリーンカプセルコーポレーション】でフォークリフトの求人情報をチェックしてみてください。
給与は求人情報の詳細に明記しています。
正社員やアルバイトなどの雇用形態や、日勤帯・夜勤帯などの勤務時間帯で給与に差があることもあります。
実際の求人情報を見てみると、給料がいくらくらいなのかがわかってくると思います。
さまざまな求人の条件などを見比べてみて、是非、あなたの希望にあった求人を探してみてください。
https://anken.greencapsule.jp/