千葉県は物流の拠点！倉庫の求人探し

千葉県は、東京に近いだけでなく、港や空港、高速道路がそろっていて、物流の拠点になりやすい条件がそろったエリアです。千葉県で「物流の仕事って見つかりやすいの？」「倉庫の求人って多い？」と探している方も多いと思います。
この記事では、千葉県に倉庫・流通センターが多い理由をわかりやすく説明します。

千葉県は物流の拠点！倉庫・流通センターが多い理由

千葉県内には倉庫、物流センターが多くあり、近年増加しています。
千葉県は、首都圏に近く、海（港）・空（空港）・陸（道路）がそろっているため、荷物を集めて各地へ運びやすいエリアといえます。

千葉県に倉庫・流通センターが多い理由を紹介します。

立地

千葉県に物流の拠点が多い理由は、まず立地です。

物流の拠点は「運びやすい場所」に集まります。
千葉県は東京湾に面し、港が使えるうえ、首都圏の消費地にも近いのが強みです。
さらに成田空港の存在により、海外との貨物輸出入も意識した、物流の拠点になりやすい条件がそろっています。
湾岸部（港）と内陸部（高速道路のIC周辺）の両方で物流の拠点をつくりやすい立地です。千葉県の公表資料では貨物取扱量が全国上位で推移していることが示されています。

インターネットショッピングの普及

インターネットショッピングの普及が、千葉県の物流を後押ししています。

インターネットショッピング（EC）の普及によって、ネットで注文する人が増えるほど、商品を保管する倉庫、仕分けするセンター、そして配送する人手が必要になるからです。
経済産業省の調査でも、2024年の日本国内のBtoC-EC（消費者向け電子商取引）市場規模は、26.1兆円（前年24.8兆円、前々年22.7兆円、前年比5.1%増）となっておりEC市場規模が拡大していることがわかります。
また、宅配貨物取扱個数は、EC市場拡大を背景に増加傾向となっており、2024年度の宅配便取扱個数は約50億3147万個となり、過去最高の個数となりました。

こうした流れが続くほど、首都圏に近い千葉県の物流需要も高まりやすい、と考えられます。

参考）

• 令和6年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました （METI/経済産業省）
• 報道発表資料：令和６年度 宅配便・メール便取扱実績について – 国土交通省

物流でまちづくり

千葉県ではこのように物流を核にしたまちづくりが推進されています。
最近はただの倉庫ではなく、働く人が集まり、地域とも関わるまちの機能に近い物流施設も出てきています。
たとえば、2023年千葉県流山市に、大型の物流施設「GLP ALFALINK流山」が開業しました。
カフェテリアや食堂、ワーキングスペース、屋上テラスなど共用部の設備があります。
住所にも「森のロジスティクスパーク」という町名が使われており、物流施設が地域の中でのひとつのエリアとして扱われている例です。

参照）
Story　緑と物流の融合——流山市「森のロジスティクスパーク」が目指す未来

千葉県では物流、倉庫の求人も増加

千葉県では、物流、倉庫の求人も増加傾向にあります。

前述したように、千葉県の物流施設整備が進んでいるため、それに伴い物流や倉庫関連の求人が増えています。
また、ネット通販が広がるほど、倉庫などの物流の仕事が増えやすくなることも理由の一つです。
もう一つの理由として大きいのは、物流業界の人手不足です。
農林水産省及び国土交通省は、物流業界の人手不足について、対策を講じない場合に輸送能力が不足する推計（2024年度約14％、2030年度約34％）を示しています。
こうした背景から、現場では人材確保や業務効率化が強く求められています。

参考）
「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」を策定しました：農林水産省

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