フォークリフトを無免許で運転するとどうなる?法律違反?
フォークリフトを無免許で運転した場合、どうなってしまうのでしょうか。仕事の中には、資格必須の仕事・資格がないと就職できない「業務独占資格」というものもあります。フォークリフトの運転もその一つです。
フォークリフトを無免許で運転するとどうなる?
フォークリフトは、荷物や資材を安全に効率的に運搬できるため、大きな荷物や重たい資材を取り扱う物流や建築の現場などで欠かせない仕事となっていて、業界に左右されず需要がある資格と言えます。
フォークリフトを運転するには、フォークリフト運転技能講習修了証が必要です。終了証がないと運転できない業務独占資格で、便宜上、免許と呼ばれることもあります。これは、労働安全衛生法という法律にある決まりです。
労働災害を防止するため危険な業務で特定の業務に労働者を 就かせるときは、その業務に必要な免許を受けた者、技能講習を修了した者その他一定の資 格を有する者でなければ、当該業務に就かせてはならない
工場や倉庫でよく見かけるフォークリフトは、最大荷重が1t以上のものです。このフォークリフトを運転するには、フォークリフト運転技能講習の修了が必要であり、道路上を走行する場合は道路交通法にて定められている、小型特殊自動車や大型特殊免許が必要になります。
フォークリフトを無免許で運転するのは法律違反です。公道に限らず、私道や私有地、敷地内の運転でも免許が必要です。
参照)
・厚生労働省 職場のあんぜんサイト|就業制限
・リーチフォークリフトとカウンターリフト。種類と免許
フォークリフトを無免許で運転した際の罰則
フォークリフト運転技能講習修了証がないまま、フォークリフトを無免許で運転すると、労働安全衛生法第61条に基づき、「6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」の罰則が科されます。また、無免許運転をした人の他、無免許運転をさせた人や会社にも同様に罰則が及びます。会社が無免許運転を黙認、強要していた場合は当然会社の責任が追及されますが、無免許の社員が勝手にフォークリフトを運転したとしても、法律違反となり会社の管理責任が問われます。
フォークリフトの無免許運転は危険を伴います。死亡事故に繋がる可能性もあり、その場合は逮捕に繋がる可能性も否めません。
フォークリフトの無免許運転による事故
過去にはフォークリフトを無免許で運転したことで事故に繋がるケースも多くあり、死亡事故となることもあります。
埼玉県では、鉄骨組み立て作業中に何らかの原因で鉄骨が崩れ、近くにいた作業員の頭部に衝突し、作業員が死亡しました。
長野県では、フォークリフトを輸送用トラックに載せようとフォークリフトを移動させたところ、荷台からフォークリフトが落下し、運転していた作業員が下敷きになり、左足の切断を余儀なくされました。
いずれもフォークリフトの無免許運転による事故とされており、会社側の責任も問われています。
会社から免許がないのに運転を頼まれ、断りづらいということもあるかもしれませんが、事故に繋がってからでは遅いです。フォークリフトの無免許運転が行われているという、法律違反について労働基準監督署に内部告発にて発覚することもあるようです
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フォークリフト免許や普通免許、小型特殊等の運転免許がある場合は、アピールポイントになりますので、履歴書に必ず記載するようにしましょう。
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