高校生はフォークリフト資格、免許を取得できる?16歳、17歳は?

将来に役立つ資格を今のうちに取りたいと考える高校生は少なくありません。なかでも、物流や倉庫作業などさまざまな職場で必要とされる「フォークリフトの免許」は、実用性が高く注目されています。
では、16歳や17歳の高校生でもフォークリフト免許は取得できるのでしょうか?
本記事では、資格の取得条件や高校生の受講可否、そして将来的に役立てるポイントについて、わかりやすく解説します。
目次
フォークリフトの免許、資格
フォークリフトの運転には、国家資格である「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要です。これは、厚生労働大臣に登録された教習機関で講習を受け、学科試験および実技試験に合格することで取得できます。
一般的に「フォークリフト免許」と呼ばれるこの資格ですが、正式には「修了証」であり、運転免許証のような「免許証」ではありません。
また、資格の種類には以下のような違いがあります。
- 最大荷重1トン未満の機体を扱うには「特別教育」が必要
- 1トン以上の機体を扱うには「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要
現場での実務には、後者の技能講習修了証が求められることがほとんどです。
高校生はフォークリフト資格、免許を取得できる?16歳、17歳は?
16歳から取得できる資格は原付や普通二輪免許など複数ありますが、フォークリフトも同様に、高校生でも取得を目指すことができます。
フォークリフト運転技能講習には年齢制限が明記されておらず、学歴や職歴などの要件もありません。
つまり、16歳や17歳の高校生でも条件を満たせば受講可能です。
ただし、注意点もあります。教習機関によっては、満18歳未満の受講生には修了証を交付しない方針をとっているケースもあります。
これは法律による制限ではなく、各教習所の判断によるものです。
したがって、申し込む前に必ず対象教習所に確認しておく必要があります。
また、週末のみで講習が完結するプログラムを提供している教習機関もあり、平日は学校に通いながら、土日を活用して資格取得を目指すことも可能です。
高校生はフォークリフトの仕事ができる?
フォークリフトの資格は取得できたとしても、実際にそのスキルを仕事に活かすには制限があります。労働基準法および年少者労働基準規則により、18歳未満の者は危険有害業務に就くことが禁じられており、その中にはフォークリフトの運転業務も含まれます。
つまり、フォークリフトの免許を取得しても、18歳未満の高校生はその資格を使って実務に就くことはできません。ただし、18歳を迎えれば法律上の制限はなくなり、すぐに資格を活かして働くことが可能です。
在学中に資格を取得しておけば、高校卒業後にスムーズに就職活動を進める上での大きなアドバンテージとなるでしょう。
フォークリフトは需要が高い資格
フォークリフトの資格は、運搬・物流・製造など幅広い業種で必要とされています。実際、フォークリフトを使った作業は資格がなければ担当できず、求人においても「要資格」として条件に記載されていることが一般的です。
特に注目すべき点は、学歴に関係なく取得できる点です。フォークリフトの資格を取ることで、中卒や高卒でも手に職をつけ、安定的に働ける道を選びやすくなります。若いうちに取得しておくことで、アルバイトや正社員としての選択肢が広がる資格といえるでしょう。
フォークリフト免許が活躍する求人情報
フォークリフトの資格を持っていると、求人の幅がぐっと広がります。実際に求人サイトを見てみると、「フォークリフト免許保有者優遇」や「資格手当あり」といった案件が多く掲載されており、特に物流倉庫や製造現場での需要が高いのが特徴です。
資格を活かした求人を探すには、信頼できる求人サイトの活用がポイントです。
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